クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイを読んだ。日航機墜落事故の現場となった群馬県の地方新聞社を舞台に、臨時デスクを任された主人公の戦いを描く。小説だけど、著者の横山秀夫は事故当時群馬県の新聞社に勤めたそうで、新聞社の描写が凄まじい迫力。

小説の主題は「人の命の重さ」で、そこに至るまでの主人公の戦いに感動した。外敵との戦いも勿論あるけど、自分との戦いが一番辛い。主人公は決して強い人間ではなく、苦悩しながら自分の使命を果たそうとする姿に刺激された。

今年、読んだ本のベスト3は確実だなぁ。